歯科衛生士が始めたショップimpの日記

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1日の歯磨きの回数って?

こんにちは、impオーナーのkeikoです!

ついこの間、歯科衛生士のお仕事中に感じた衝撃。

プラークコントロールが悪い患者さんに、時々する質問で…

「1日に何回、歯を磨きますか?」

大体の方は、2回か3回なのですが、その方は自信をもって

「1回ですっ!」と。

 

勉強のため、私と患者さんとのやりとりを、近くで見学していた新人歯科助手ちゃんも唖然・・・・。

 

夜1回しか磨かないらしいのですが、しかも、その1回も寝ちゃったりして磨かないこともあるのだとか。(とても正直に教えてくださる良い人!)

 

プラークコントロールができていないので、当然、むし歯だらけ。

過去にもたくさん治療をされてきた様子なのですが、どうして、1回なのか。

更にお話を伺うと、朝は眠いのでギリギリまで睡眠。朝食も取らないし、歯を磨く時間が無い。

睡眠時間>食事・歯磨き時間 ということなのかと思われます。

 

価値観の違いなので、「睡眠時間を削り、朝食を取り、歯を磨きましょう!」とは言いません。というか、言えませんでした。

私も、朝食は食べない派、ギリギリまで寝たいタイプだったので。

 

そういった歯磨きや健康に対する価値観は、人それぞれですし、身体も1人1人違うので、3食きちんと食べて、3回しっかり歯磨きする!が健康維持の方法をして絶対に正しいこととは、考えていません。

 

そして、歯磨きにおいては、量より質が重要な気もします。

 

回数が多くても、適当に磨いていたら意味がない。

むしろ、少ない回数でもしっかり磨いていた方がお口の中はスッキリすると感じます。

 

その後、その場を見学していた歯科助手ちゃんに、「1回って聞いてどうだった?」と問うと、「汚いです!」とアッサリ。

もしも、自分の彼氏、旦那さま、友人が1日に1回しかブラッシングしていなかったとしたら…。私だったら、いつから1回の生活をしているのかが一番知りたいです。

 

きっと、子供の頃からなのかな?と想像しているのですが、これだけ歯科予防が浸透しつつある日本で、1回しか磨かない人は結構珍しいのではないかと感じます。

よく、「〇〇格差」という言葉がありますが、これは、「歯磨き格差」なのでは?

歯磨きや食事、健康に関わることの格差「健康格差」は、親の年収や地域性、家族構成などが影響するらしいです。

子供のむし歯で考えた場合、兄弟姉妹の数が多くなると、むし歯が増えるというデータがあったり、片親世帯の子どもにむし歯が多かったり、家庭環境に左右されるようなのです。

確かに、我が子も1人の頃の仕上げ磨きと2人になってからの仕上げ磨きと。

全然労力が違うんですよね。

歯磨きって、基本的に面倒な部類なので、子供が多くなればなるほど余計にやる気が失われていく気がします。

 

ここで、思いつくのは、仕上げ磨き代行サービス!基本、家事育児においては、代行サービスが欲しいのです。

・学校の上履き洗い代行

・買い物代行

・洗濯物干す代行

・子供と遊んでくれる代行

・お掃除代行

・お勉強教えてくれる代行

 

だいたいどんなことも頼めば他の人がやってくれるのに、歯磨き代行だけは無いような・・・

歯科医院にクリーニングに行くという手段もありますが、家に来てくれるもっとカジュアルな代行サービスがあったらいいよね!と思うのです。

何度患者さんの代わりに歯を磨いて差し上げたい!と感じたことか。

むしろ、いつかそんなボランティアがしてみたいです!